ネット販売というと何か得たいの知れない特別な販売法と思い込み、難しく考えられるかもしれませんが、
例え、コンピューターやインターネットの利用技術がどんなに高度化しても、
ビジネスの本質は、見込顧客を費用効果的に集め、商品を購入(成約)していただき、繰り返し買ってもらうことに変わりはありません。
ネット販売の仕組みづくりとは、
潜在顧客をネット集客して、
見込顧客を受注(契約)まで導く
営業マンのように働くWebサイトづくり
いきなりですが、 インターネット上に溢れる様々なWebサイトですが、これらのWebサイトはどれくらいの頻度で閲覧されているかご存知ですか?
実は、いくつかの調査会社の統計データによると、Google検索に登録されているWebサイトのうち、95%近くはアクセスが無いことがわかっています。
また、近年の中小企業白書調査では、専門業者に依頼してホームページを作ったことによってネット集客できた会社は、たった3.7%しかなく、
ほとんどのHPが売上げアップには繋がらなかったと報告されています。
20世紀末にインターネットが登場した頃は、これからは電子商取引(エレクトリック・コマース、Eコマース)の時代だと世界的なブームが起こり、
そして、誰もが時代の流れに乗り遅れまいと、自社を紹介するためのWebサイトの作成を専門業者に依頼してショッピングカートを備えたホームページ(ECサイト)を作成したり、
楽天市場やAmazonなどのECモールに出店されたのです。
インターネット黎明期は、その便利さや物珍しさに惹かれてどんどんとユーザーが増え、ネット上に出店して集客するだけで注文が入るところもあったのですが、この頃はユーザー数の増加に対してネットショップの数が追いついていなかったこともあり、早い者勝ちのバブル状態だったと言えます。
そんなバブル状態の頃は、画期的なインターネットの革新性や効率性ばかりが注目され、「見栄えのいいショッピングサイトさえ作れば、売上げが伸びる」と誰もが思い込み、短期間の内に膨大な数のWebサイトが作られたために、却ってアクセスされにくくなり、瞬く間にそのバブルははじけてしまったのです。
事実として、インターネットの登場から30年以上が過ぎた現在では、膨大な数のホームページ(HP)やネットショップなどのWebサイトが溢れ、
差別化が難しい日用品や飲食物は、他店との価格競争に晒され、
全国に販路を拡げようと高額な代金を支払って作成したホームページやショッピングサイトは、作りっ放しのままではアクセスすら無い有様になっていて、
冒頭で示したような状況になっているのです。
インターネット黎明期のホームページ(HP)は、ネット販売が目的で作成されたと言うよりも、先進的な大手企業が自社のブランド力を高めるための広告宣伝が目的で、まず、元々紙媒体であった会社案内や商品カタログなどと同様の一般顧客向けの様々な情報をそのまま電子化したイメージ重視の見栄えのいいWebサイトが作られ、中小企業もそれに倣えして専門業者に任せて同じような設計・デザインのものが数多く作られました。
Webサイト作成の専門業者も、大手企業のWebサイトをお手本にして、高額な制作料に見合う見栄えやデザイン、情報量の多さなどを備えた機能性や技術面に重点を置いたWebサイトの作成と、GoogleやYahooなどの検索サイトで上位表示されるための最適化(SEO:Search Engine Optimization)によってアクセス数を増やすことに注力していました。
さらに、Webサイト作成を発注する側は、業者に言われるがままにEコマースブームに乗り遅れまいと、広告宣伝目的の一般顧客向け情報を掲載したホームページにショッピングカート機能を付け加えたWebサイトを発注されたのです。
これらの結果として、運用目的やその役割を明確にしないまま、時代の流れに乗って広告宣伝目的のホームページに、ショッピングカート機能を付加したWebサイトが一般化し、アクセス数を増やせば注文が増えるという間違った思い込みが広まっていったのです。
そして今も尚、その名残のようにそれに準じたWebデザイン(HP)が業界の常識であり、Webデザイナーという仕事の標準相場となっているのですが、
はたして、このままでいいのでしょうか?
今日では小さな画面のスマホでの閲覧が6割以上(これは全世界の平均で、日本国内に限れば、9割以上がスマホというデータもあります)を占め、Webサイトへの訪問者(閲覧者)は、掲載されている情報量とか見栄えや機能性などは二の次で、開いたページに望むべき情報が見つからない。
あるいは、読みづらいとか、興味がない・関係ないと感じれば、じっくり読むことなく直ぐに閉じて離脱してしまいます。
つまり、どんなにデザインに凝っても、あれもこれもと商品情報を掲載しても、
そもそもお客様の眼に触れていないし、お客様は求めていないのです。(このサイト自体も、ここまで読んでいただけるか不安ですが、、、)
また近年では、端末機器や通信回線の高性能化・大容量化によって文字情報よりもビデオ動画情報の方が好まれ、動画の閲覧時間は長くなる傾向にあります。
インターネット黎明期にWeb専門業者などの作成サイドの思惑から考え出されたホームページ(HP)と呼ばれるWebサイトの設計・デザインのままでは、現代のネットユーザーの期待や嗜好には適っておらずネット販売には不向きな時代になっているのです。
では、このような状況にあるWebサイト(HP)は、ネット販売には不要なのでしょうか?、今後Webサイトを作っても、それは無駄なことなのでしょうか?
ご質問・ご相談は、こちらからご遠慮無く!
インターネットが広まり誰でも情報発信できるネットワークが出来上がったことで、昔はメルマガやブログ、今ではFacebookやInstagramなどのSNSを活用して、自ら容易に投稿する事が出来るようになりました。
しかし、メルマガやブログ、SNSは、常に新しい話題を見つけて発信し続けなければならず、読者を魅了するようなカリスマ的な記事を書き続けなければ早々に読まれなくなります。
それ故、これらのツールでの情報発信は、連日頭を使って文章を考え出す作業を繰り返さなければならないので、本当に好きでやるのでなければ、その作業を続ける事に疲れ果ててしまいます。
また、簡単な作業で出来る事は、誰もがやろうとするので、時間経過とともに早々に飽和状態に近づいてその効果は薄れてしまうばかりでなく、ブログ記事は検索サイトでの上位表示は難しく、SNS上では「いいね」や拡散が余程多くなければ、折角の投稿も直ぐに見られなくなります。
そして何よりも、これらのツールで断片的な情報を一方向に配信するだけでは、いくらフォロワーが増えても新規顧客からの反応を得ることは難しく、
さらに購入まで導くのは至難の業です。
しかし、SNSでは、新たな見込顧客を比較的安価に集められるという利点がありますから、SNSはネット広告を出してネット集客を自動化する場と割切り、
あなたの商品や現状にあわせて、ネット販売の広告宣伝・集客から受注までの仕組みを設計して、見込顧客が購入に至るまでの流れ(導線)を生み出すために、Webサイトをどのように活用するかを明確にした上で作り込むことが重要な時代になったのです。
従来、ネット広告からアクセスされるワンページWebサイトのランディングページ(LP)から注文を受ける方法が主流でした。
しかし、近年では詐欺まがいやなりすましなどの問題が発生して顧客の警戒心が強くなり、ワンページもののLPからご注文いただくことは大変難しくなっています。
それ故、LPに反応して行動を起こしていただくことから流れが始まるのです!
流れ(導線)を生み出すWebサイトとは、従来のホームページのように広告宣伝目的の多種多様な情報を混載した見栄え重視のWebサイトではなく、ネット広告に惹かれてランディング・ページにアクセスするお客様のことをしっかりと想定して、
「あなたの商品は、どんな問題を解決できるのか?」
「その問題を抱えるお客様は、何を求めているのか?」
「あなたの商品は、どんな未来を提供できるのか?」
などの情報とともに、リスクゼロの無償のオファー(仕掛け)を提供して、
そのオファーに反応したお客様と双方向の情報交換をして、お客様が抱える問題の解決や望みを叶えるための気づきを段階的に与えつつ、こちらが用意したオファー(仕掛け)を受け入れていただきながら、お客様の信頼を得て最終提案に導くWebサイトです。
インターネットやWebサイトの特長や利点は、
新聞やテレビのように限定的な情報を一方向に発信するだけではなく、文章、画像、ビデオ動画を駆使して広く一般に情報発信して反応を受け取れる広告手段であり、
個別に双方向の情報交換ができる通信手段であることです。
また、印刷媒体のように時間を掛けずに、
即座に情報内容の追加・修正が容易に何度でもできるので、自ら浮かんだアイデアを臨機応変にWebサイトに反映できることと、
ハイパー・テキストと呼ばれる機能によって、関連する情報やより詳細な説明へのリンクを張ったり、ASPが提供するサービスを自分のサイトに組み込んだり、Webサイト全体の構造化が出来ることです。
別の言い方をすると、営業部隊を持つことが難しい個人・小規模事業者は、独自の視点でインターネットやWebサイトの特長・利点を活かして、
Webサイトの「広告宣伝」(集客)は、有料のSNS広告などにお金を掛け、
その広告宣伝からWebサイトにアクセスされた見込顧客との信頼関係を築き、最終提案に導くまでの情報を予め段階的に用意して、
引合・顧客管理のデータベースを作り、Webサイトを用いた標準対応と、メールやLINE、ZOOMなどの通信手段による個別対応を使い分け、その対応履歴を管理しながら、お客様ごとのセールスステージに応じた情報提供が半自動的にできるようにして、お客様の悩みや問題の解決策を的確かつ具体的に提示していくのです。
このような個々のお客様に寄り添った顧客対応が、顧客の不安を取り除き顧客体験の質を高め、最終的な成約率の向上に繋がります。
お客様との双方向のやり取りをしながら、信頼にもとづく人間関係を築き、お客様の悩みや問題を解決するための提案をするという、あなたが思い描くネット販売の仕組みを組み上げられるのは、あなた以外にはいないのです。
それ故、自分のことや販売する商品のことを最もよく知っているあなた自身が、お客様に伝えたいメッセージを思いのままに作成して、臨機応変にブラッシュアップしながら積み上げていくには、あなた自身がWebサイト作成のスキルを修得することが最も近道なのです。
「そんな難しそうなこと、私にはできない!」
なんていう心配はご無用です。
今、ご覧いただいているこのWebサイト程度のものなら、予めフォーマットを用意しておけば、ワープロで文章を作成するように作れます。
Webサイトへのアクセス数や訪問者の閲覧時間、さらには受注件数を左右するのは、お客様へのメッセージ(コンテンツ)と反応行動(アクション)を起こしていただくための仕掛け(オファー)そして、お客様を引き込む流れをつくる仕組み(設計図)です。
Webサイトの掲載内容や仕掛けと仕組みが、充分な効果を発揮するまで改善を行うためには、更新や追加が簡単に行えるWebサイトをどのように作るかが、その後の改善作業へのモチベーションを大きく左右するのです。
さらに、 ネット販売は、リアルな出会いのない非人間的な繋がりの上での商売だからこそ、心の繋がりをいかに作るかを心掛けて、
あなた自身がつくるWebサイトは、あなたの分身となってお客様の問題を解決する営業マンを育てるつもりで、そのノウハウを蓄積していくことが大切なのです。
それがあなたの会社の永続する価値、資産となっていきます。
自ら試行錯誤しなければ、そのノウハウは蓄積されません!
あなたの競合がやっていることと同じことをやっていても、ブレイクスルーは起こりません!
ご質問・ご相談は、こちらからご遠慮無く!
ネット販売の仕組みづくりは、最初から充分な効果が得られる仕組みが作れる訳ではなく、必ず成功するというやり方が存在する訳ではありません。
それ故、あなた自身が試行錯誤しながら、あなたのアイデアを素早く実行し、失敗を恐れずに確実な成果が出るまで、何度でもステップバイステップで改善し続けることが大切なのです。
そのためには、上記のインターネットの特長を最大限に活用しながら、
記載内容や仕掛け(オファー)の更新や追加が簡単に行えるシンプルなWebサイトを作り、お客様の反応に応じて臨機応変に加筆・修正してブラッシュアップするのです。
ネット販売をする上で PCの操作はもちろん不可欠なのですが、
知名度がなく営業を持たない個人・小規模事業者のネット販売を考えたとき、
Webサイトへ訪問していただいた方の興味、関心を高めて、
掲載情報をしっかりと見ていただき、反応行動を起こしていただくためには、
例え、オンライン上のネット販売であっても、
商品を購入(成約)する決断を下すのは、ネットの向こう側にいるお客様(人)であることを忘れずに、
お客様に伝えるメッセージ(情報)とその伝え方に工夫を凝らし、自らの本気度を言霊に乗せてお客様の心に届けられるWebサイトに仕上げるのです。
こう言ったメッセージの作成は、セールス・ライティングとか、ウェブ・ライティングと呼ばれる特有の作成技法があり、デザインよりもメッセージの良し悪しが、お客様の反応を左右することが明らかになっています。
お客様との信頼関係を構築しながら、購買意欲を高めご注文いただくためには、
インターネットは情報通信手段、Webサイトは販売促進ツールとして使いこなすことが、これからのネット販売の肝であり、
自ら試行錯誤しながら、確かな見込顧客には、しっかりと何度でも見てもらえるWebサイトを作り上げるのです。
近年では、AIを活用したセールス・ライティングが流行っていますが、どのような方法であれ、お客様にメッセージを伝えるためのWebサイトは不可欠であり、顧客の悩みや要望を聞き、解決策を提案するための場として、一時の流行りものに左右されない永続する仕組みを作ることが重要です。
PCが登場して40年以上、インターネットが普及し始めて30年以上経ちます。
この間、インターネット上には数々の新たなツールやサービスが度々登場し、
その度に、それらの新サービスを利用した広告宣伝・販促手法が、新しいWebマーケティング手法だともてはやされてきました。
しかし、誰でも簡単に使えるSNSなどを利用した販促手法は、短期間で参入者が激増するため、時間経過とともに競合が激しくなり、差別化が難しくなって顧客から嫌厭され、短期間で売上に結びつかなくなるのです。
つまり、これらのWebマーケティング手法は、技術頼りの側面が強く顧客目線ではないのです。
今後は、流行りのツールに惑わされることなく、ネット上の様々なツールやサービスを使い分けながら、見込顧客への継続的な情報提供を行い、顧客体験(Customer Experience)の質を高めることが求められています。
だからこそ、インターネットを介して見込顧客への細やかで確かな情報提供ができる仕組みをつくることが、個人・小規模事業者が他社や大手企業との差別化を図り、ネット販売を成功へと導く要となるのです。
それ故、Webサイトは、自ら作成してトライアンドエラーを重ねながら
P(計画) -> D(実行) -> C(検証) -> A(改善)
を回し、その役割を高めるように自ら改善していくことが、最も効率的かつ効果的なのです。
近年の中小企業白書調査では、専門業者に依頼してホームページを作ったことによってネット集客できた会社は、たった3.7%しかなく、
ほとんどのHPが売上げアップには繋がらなかったと報告されています。
ところがその一方で、自らWebサイトの作り方や使い方を見直して、飛躍的に売上げを伸ばした個人事業者や中小企業が数多くあることも事実なのです。
自分でWebサイトの作り方が分からないからと、ホームページ作成の専門業者に委ねることは、海外での商売を通訳に任せることに等しく、
商品のことをよく知らない専門業者が作成したWebページが、必ずしも最初から成果を上げるというものではなく、
自ら改良することも出来ず、その都度業者に改良を依頼していては、
効果の出ないWebサイトにムダ金をつぎ込む事になりかねないのです。
実店舗販売において、広告代理店に任せた広告宣伝への投資が無駄になっても、広告代理店には何も文句を言えないのと同じことが起こってしまうのです。
星の数ほどWebサイトが溢れている今日では、見栄えや機能性にいくらお金をかけても、見られる確率ははるかに低いのです。
仮に見られたとしても閲覧者の心を即座に掴めなければ、すぐに閉じられてしまいます。
大切なのは、アクセスしていただき、心を掴み、読んでいただき、反応していただくためには、何を、どうするのがベストなのか?智恵を絞り臨機応変に工夫することです。